いつでも会える
菊田まりこ 作・絵
『絵本は都市化の象徴』という言葉を聴いたことがあるので
すが、なるほどと思います。
都市化した考え方や生活は、自然な営み(例えば「生物の生
死」等)が身近でない存在だから、それを疑似体験するため
に創作活動(=絵本)が生まれた・・と。
生死をリアルに体験できる環境下で暮らしていると、絵本は
必要ないのかもしれませんね。
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『いつでも会える』は、ちっちゃい女の子が飼い犬のシロを
残して死んでしまう話。シロが女の子に逢いたくて苦悩した
末に悟ったことは、
「目を閉じればいつでも逢えるから寂しくない」。
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この本の教えに救われたことが幾度もあります!
誰かに逢いたくなったとき、目を閉じればいつでも逢える。
目を閉じれば、いつもそばで見守ってくれているような
気がして、気持ちが落ち着くんです☆☆☆